横一直線の家事動線

専業主婦である私が家造りで重視したのが、家事動線です。家事の中心となる空間はキッチンです。主婦の多くが、一日の大半をキッチンで過ごすと言っても過言ではありません。そのキッチンからの動線を意識しました。まず一日三度ある食事の支度です。それは、キッチンとダイニングの動線に配慮する必要があります。そこで我が家は対面式キッチンの真横にダイニングを設けました。真横にダイニングを設けたことで、配膳がしやすくなりましたり、食後の片付けも楽になりました。それは動線が短く、横移動で移動がしやすいからです。

キッチンの目の前にダイニングを設置する家庭も多いですが、配膳の度にキッチンへ回り込まなければいけません。キッチンの真横にダイニングがあることで、家族にとってもキッチンという存在がより身近に感じられるようになったようです。積極的に子ども達がお手伝いしてくれるようになりました。食事の前にはキッチンから箸を取り出し並べたり、食後はお皿を下げてくれます。キッチンで料理をしている私の横に来て、お手伝いしたい!という機会も増えました。ダイニングテーブルを作業スペースとして親子でクッキングできるのも便利です。

そのキッチンと行き来を頻回にするのは洗面室です。この洗面室においても、ダイニングとは反対側のキッチンの真横に設けました。キッチンで炊事をしながら、洗面室で洗濯をしたり、入浴の事前準備をしたり同時に2種類の家事を行うことも多い二つの空間だけに、動線が短いと家事の効率が一気に高まりました。洗面室・キッチン・ダイニングが横一直線に並び、家事動線がコンパクトで家事がしやすい家となっています。

玄関を美しく保つには

玄関は住宅の顔とも言われる部分です。それだけにいつもきれいで明るい空間を保ちたいものです。しかし現実には、家族が帰宅すると玄関に靴が脱ぎっぱなしになり、外で使用したボールやおもちゃなどが玄関に置きっぱなしになっていることも多いです。また三輪車やベビーカーなど大きさのあるものも玄関ポーチに置いたままになっているという家庭も多いのではないでしょうか。

玄関に靴や物があると狭く、圧迫感を感じてしまいますし、見た目の印象もいいものではありません。玄関にこれらのものが散らからないように最近では玄関横にシューズクロークが設けられることが多いです。シューズクロークと言っても靴や傘を収納しておくだけでなく、スポーツ用品や洗車用品、子どものおもちゃや大きさのある三輪車やベビーカーまでスッポリと収納できる広々としたシューズクローク人気となっているのです。土間収納スペースがあることで、外で使用して汚れているものでもそのまま片づけられるので、玄関やポーチに物が散らかることを避けられるのです。

そしてこのシューズクロークにコートクロークを設ける家庭も少なくないのです。コートクロークがあればレインコートを濡れたままでも干しておくことができますし、冬時期はいつも着用する上着を一時置きしておくことができるので、脱ぎっぱなしの上着がリビングにいつまでも散らかる状況を避けられます。外出時もわざわざ二階のクローゼットまで取りに行く手間が省けるのでスムーズに外出できます。玄関の快適性を保つにはまずはシューズクロークの収納力が大事なのです。

来訪者も使いやすいトイレ

女性なら特に住宅の中でトイレはキレイでオシャレな空間にしようと思うのではないでしょうか。なぜなら家族だけでなく家に来るお客様も使用するからです。我が家も新築住宅を購入しようと現在話を進めています。私はマイホームのトイレは家族はもちろん来訪者にとっても使いやすくオシャレで落ち着けるトイレを目指そうと思っています。

最近ではトイレ内に手洗いスペースを設けるスタイルが主流となってきました。タンクレストイレが人気を高めているということもあるでしょう。トイレという限られた空間をスッキリと見せるにはタンクレストイレは最適です。そして手洗いスペースがトイレのインテリアの要素を含んでいると思います。水栓や洗面ボウルにこだわりアンティークな蛇口に陶器の洗面ボウルにするだけでトイレの雰囲気がオシャレな空間になるのです。

手洗いスペースの下部にはトイレットペーパーやサニタリー用品を収納しておくと補充もしやすく、きれいに隠して収納することでトイレに圧迫感を与えません。この手洗いスペースと一緒に鏡を設けることで、来訪者はトイレで用を足すついでに鏡で身だしなみを整えることができます。人のお家へ行くと手を洗いたいと思っても、鏡を見たいと思っても遠慮してしまうものです。用を足すと同時に手を洗えて、鏡で身だしなみをチェックできるのはお客様にとっては大変使いやすいトイレになるのです。後は落ち着いた雰囲気を演出するために壁紙の色やデザインを工夫すると明るさや華やかさをプラスできるのです。

パソコンスペース

我々の暮らしにはパソコンが欠かせません。日々使用するパソコンであるだけに間取りを考える際にはしっかりとパソコンスペースを確保しておきたいものです。しっかりとこのスペースを確保しておくことで、配線やパソコン関連用品など、きれいに収めることが可能になってくるのです。配線や収納、明るさの確保、コンセントなど様々な点に注目しながらこのパソコンスペースを設けておきましょう。

一階の生活の中心となる空間にパソコンスペースを設ける家庭が多いです。リビングやダイニング、キッチン周りや和室とそれぞれ用途や家庭環境に合わせて設ける位置を決めましょう。我が家の新築住宅にもパソコンスペースを設けました。我が家はダイニングの窓際にパソコンスペースを設けました。窓際に設けたことで、昼間は自然の明るさをたっぷりと得られ明るい環境でパソコンを使用することができます。

また食事をする家族やリビングで過ごす家族との繋がりを感じることができながらも、パソコンを集中して行える空間となっていることで、まだ小さい子どものいる我が家では最適な場所にパソコンスペースを設けたかなと思っています。プリンターを使用する時などちょっと広めの作業スペースがあると便利なだけに横幅を確保しました。家族が二人並んで作業ができるため、年賀状製作をする時など非常に便利です。

パソコンやプリンターを使用することから電源の確保は必須です。このカウンターの上部に4つ口のコンセントを設けました。そして夜でも作業が行えるようにパソコンスペースにも照明を設置しました。カウンターの下部にはノート型パソコンやプリンターなど関連する用品をしっかりと収納できるようにしています。これらを使用しない時はカウンターの上をきれいに片付けられ、子どもがここでお絵かきをしたりして過ごすこともあります。パソコンを利用しやすいスペースを確保しておきましょう。

自然素材と暮らす家

我が家の新築住宅は床材、柱、階段にいたるまでふんだんに地元の杉を使用しました。地元の木材を利用することで木材利用ポイントの補助金を得られ、お得に家造りを進められるのです。それに加え自然素材に囲まれた住まいは快適性の高さを実感しています。特に床にこだわりました。

我が家の床は、浮造りの杉床材です。柔らかい部分を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせます。見た目の美しさに加え、肌触りの良さを実感できるのです。年輪を凹凸で立体的にして足裏を刺激し、子ども達の偏平足防止や滑り止めにもなります。あえて塗装をせず、木の香りが漂う室内にしました。無垢材の床は、夏でもサラサラした足触りですし、冬はほのかに温かみを感じられ一年を通して裸足で生活したくなる家になります。これは合板フローリングでは得られない大きな魅力です。

そして壁は漆喰を取り入れました。漆喰は調湿効果に優れています。室内の水分が多いと吸収してくれ、逆に室内が乾燥していると水分を放出してくれます。梅雨時期など外がじめじめしている時でも室内に一歩足を踏み入れるとカラッと心地よい空間が広がるのです。また室内のいやなニオイや人体に悪影響を与えると言われているホルムアルデヒドを吸着してくれる効果もあります。

より室内を快適に、そしてそこで住む人の健康をしっかり保ってくれる家となるのです。このように自然素材と暮らす家は、快適で家族の健康を維持できる最高の家となっています。

シューズクロークの動線

我が家は玄関横にシューズクロークを設けました。このシューズクロークを行き止まりにするのではなく、室内へのスムーズな動線を確保することでより使いやすく、便利なシューズクロークとなりました。シューズクロークから室内へ入ることができるため、玄関の動線が二つになります。メインの玄関はお客様用として利用し、シューズクローク側は家族用として利用しています。

このように動線を分けることで、メインの玄関には家族の靴や物が散らかりにくくなりました。そして子ども達が自分達の靴を自分で管理するようにもなったのです。今までは玄関にある収納力のない靴箱があり、出かける際には靴を取り出すことはしても、帰宅時は靴をしまうということはしませんでした。そのため子ども達が帰宅すると玄関が靴や物で溢れてしまい、その光景を見るとストレスにさえ感じていました。このように片付いていない時に限って、来客者があるものです。慌てて片付け、お客様に対応していたのです。

シューズクローク側を家族用の玄関にしたことで、そこには天井にまで広がる可動オープン棚に、家族みんなの靴を大容量に収納できます。一目でどこにどの靴があるかが把握でき、出し入れの高さが高まっています。帰宅時は靴を脱いでサッとしまい、そのまま室内へ入ってきます。このスムーズな動線を取り入れたことで、子ども達が自分の靴をしまうという習慣が身に付いたのだと思います。ここには靴だけでなく、外で使用する子どものおもちゃや三輪車、ベビーカーにスポーツ用品、旦那さんの趣味のゴルフ用品までも収納しています。これで玄関に物が散らからず、快適でスッキリとした玄関を保てています。

小上がりの和室

私は和室を設けるなら絶対小上がりの和室がいいと思います。それは最近和室を設ける位置が、玄関近くに独立した和室にするのではなく、リビングの一角やリビングの延長線上に和室を設ける間取りが非常に人気だからです。洋風の空間と和の空間が違和感なく隣り合わせに存在するには高低差をつけるといいのです。

和室を小上がりにすることで洋風リビングと違和感なくそれぞれの空間が存在します。和室を建具で仕切らなくても高低差があることでそれぞれの空間の雰囲気を損なわず洋と和の調和が取れるのです。また和室を小上がりにすることで畳下に生まれるデッドスペースを収納スペースとして利用できるのです。リビングと繋がっていることで、リビングで必要な物も収納できますし、和室で必要な物も収納できます。物が片づけられるスペースは多いに越したことはありません。

また小上がりにする時はその高さが一つのポイントです。私が一番いいなと思うのは、腰を掛ける高さにちょうどいい高さにすることです。そうすれば家事の合間の休憩場所としても最適です。家事の合間にソファに腰を下ろしたいなと思っても、家族がソファに占領しなかなかゆっくりとソファでくつろぐことはありません。しかし小上がりの和室があればサッと腰を下ろせて、そのまま体を横にすることも可能です。高さがあることでサッと立ち上がり次の作業にとりかかりやすくもなります。

和室においても今までのような純和風の和室よりも、洋風空間との調和を重視したモダンな和室が人気です。ライフスタイルに合わせて和室にこだわってみるのもいいのではないでしょうか。

使いやすい洗面室

洗面室の一般的な広さは1坪と言われています。しかし最近では1坪以上の広さに余裕のある洗面室を設ける家庭が増えてきました。洗面室は家族みんながいろいろな目的で使用します。手を洗ったり、歯磨きをしたり、お化粧をしたり、ヘアセットをしたり、入浴の前後で使用したり、洗濯をしたりと多目的に使用される洗面室は広さがあるに越したことはありません。

1坪以上の広さに余裕のある洗面室にすることで、三面鏡を2連づかいにした広い洗面台を設置することができます。これなら家族が二人並んでゆったりと身支度ができるようになります。身支度で忙しい朝の時間帯は洗面室が取り合いのような状態になっている家庭も多いだけに、このような洗面室であれば忙しい朝の大きな味方になってくれそうです。この鏡の奥には家族それぞれに専用の収納スペースが設けられており、洗面周りの物をスッキリと片づけられるのです。生活感を感じさせない洗面室になるのです。

また洗面室に広さがあることで、洗面室の収納をより充実させることができるのです。最近では、天井にまで広がる可動オープン棚を壁の半分くらい一面に設けて、タオル類をはじめ家族の下着やパジャマ、部屋着などまで収納できるようにしている家庭が多いです。入浴の前後で使用するので、下着やパジャマまであると事前準備が楽になり便利です。洗面室に広さを持たせることで家族みんなが使いやすい空間が広がるのです。LDKと同じくらい洗面室を重視してもいいのかもしれません。

アウトドアリビングを楽しむ家

我が家は室内だけでなく外でも楽しめる空間が欲しいと思っていました。そこでリビングに面してウッドデッキを設けました。横幅のあるリビングに面して設けられたウッドデッキには奥行も持たせました。ウッドデッキで走り回ることができます。ここはリビングの延長として過ごすこともできるのです。このようにすることで室内にも広さや開放感を与えてくれるようになるのです。また庭の存在もより身近に感じられるようになるのです。

このウッドデッキの上には同じサイズの二階バルコニーが設けられています。このバルコニーがあるおかげで、屋外用の洗濯物干し場を設けることができましたし、天井にウッドデッキの照明を取り付けることもできています。屋根代わりにもなってくれるので強い日差しをカットしてくれたり、急な雨にも対応できるのです。庭でバーベキューをした際にもここに設置したテーブルを利用しゆっくり食事やお酒を楽しむことができるのです。

また天気のいい日や休日のランチはこのウッドデッキを利用して食事をしたり、お茶をしたりプライベートな空間が広がっています。このウッドデッキを作る際に注意したことは、リビングとの境にはできるだけ段差を設けないようにすることです。段差がないことで行き来がしやすくなり安全性が高まるだけでなく、いつまでもその先に続くウッドデッキや庭を大事にしようと心がけるようにもなるのです。

そしてもう一点プライバシーをしっかり確保することです。近隣住民や通行人の視線をしっかりシャットアウトできるように目隠しフェンスや植木を取り入れました。リビングの延長として、庭との架け橋にもなるアウトドアリビングを楽しめる空間を設けると暮らしがより楽しくなりますよ。

パソコンスペース兼スタディコーナー

私は家事や育児の合間にパソコンを使って仕事をしています。また趣味はネットショッピングで一日の中でパソコンと向き合っている時間は意外と長いです。以前住んでいた住宅では、パソコンをする時はダイニングテーブルを使用していました。子ども達がお絵かきをするのもダイニングテーブルでしたり、作業する時はダイニングテーブルを使用することが多かったです。作業が途中でも食事の時間になると物を片付けなくてはいけませんでしたし、食事をするスペースと様々な作業を行うスペースが同じというのにも少々抵抗を感じていました。

新しい家で私が求めたことは、パソコンを集中して行えるスペースです。また子ども達がもう少し成長するとスタディコーナーも必要となってきます。ダイニングテーブルを使用するのではなく、パソコンや勉強がより集中して行えるスペースを設けることで仕事が行いやすくなりますし、子どもも勉強への集中力が高まります。

そこでキッチンに設けた腰壁にカウンターを設けて、パソコンスペース兼スタディコーナーを設けました。このカウンターを多目的に使用できるように、カウンター下にはオープン棚の収納スペースを設けました。ここにはパソコンやパソコン関連用品を収納しておいたり、勉強道具などの教材を一時置きできるスペースとして利用させます。このように収納するスペースを設けておくことで、カウンター上を常にスッキリと片付けられインテリア性も損ないません。子ども達が二人並んで勉強ができる広さを確保しているので、勉強もしやすく、資料を広げて仕事もしやすくなりました。